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2011年08月 アーカイブ

自動車文明の輸入

太平洋戦争は、わたしたちの国自動車工業からいうと、わたしたちの国に進出したアメリカのそれに対抗するため、旧陸軍の保護育成下にすでにGMに敗退したグラハム・ペイジのプラント輸入、すなわち模倣として成立、発展し、そしてアメリカの石油輸出禁止でその機能を失いながらその模倣の対象たるアメリカの自動車工業と戦ったことになろう。


中古車情報によりますと、昭和20年8月の無条件降伏は、わたしたちの国の自動車工業にとって最大の保護者であった旧陸軍が全面的に崩壊し、それにかわって、わたしたちの国の自動車工業を圧迫しつづけたアメリカのそれが戦勝者になったことだそうです。


と同時にアメリカの自動車工業の発展を基準とすれば、わたしたちの国のモータリゼイショソを歪めた旧陸軍に象徴される社会、経済的要因が否定され、民主主義という名の自動車文明に象徴されるアメリカン・ライフが模範として導入されたことでもあります。

自動車文明

中古車の検索によれば、わたしたちの国の自動車工業は、この自動車文明を自由に享受したのではないそうです。


占領下という全く自主性を喪失した状態でアメリカ占領軍の軍用トラックの修理、部品の国産化という過程から新しく出発せざるをえなかった。


ただ戦前とちがって自動車工業の設備が比較的温存されたうえ、朝鮮特漿が発生したため、旧陸軍にかわってアメリカ占領軍に依存して戦前と同じく軍用トラックに傾斜して急速に再建されてしまった。


それだけではなく、与えられた自動車文明に対し、まず日本型自動車というべき二、三輪車の小型車を戦前以走発展させ、もっともおくれた乗用車と民需用トラックの過渡期の役割をつとめさせたのでした。

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